平均的な年間休日数とその理由

企業が労働者に仕事を休む日、としている日を年間休日といいます。
この年間休日について、厚生労働省で調査した結果、労働者1人当たり115日、1企業当たり107日という結果が出ています。

では、労働者1人当たりの平均日数である115日はどういったものでしょうか。

1年は52週ですので、週休2日プラス夏季休暇や年末年始休暇が取得できているというのが現状です。多くの方が年間休日数を多く貰っていて、ワークライフバランスを実現した生活が送れているという結果といえるでしょう。

続いて、1企業あたりの平均日数は107日です。
労働者との差は8日もあり、107日の年間休日だと、週休2日+3日となります。120日以上の年間休日を与えているという企業が30%超えで存在しているのに対して、平均すると107日まで減っているということは、年間休日が極端に少ない企業が多く存在するということになります。

しかし、1労働者辺りは115日と、107に対して高い水準であることから、年間休日が少ない企業では人材が少なく、労働者で平均すると高い水準を保ったままであるという結果なのか、もしくは、120日以上の年間休日を与えている企業が多くの従業員を抱えている大企業であるため、平均を押し上げているか、のどちらかであると予想されます。

とはいえ、企業での平均日数を見ると年間休日が少ない企業も多くあるのは事実ですし、利用する者の需要があるからこそ、供給が追いついていない状況であるともいえます。